基礎級技能検定とは

開発途上国の経済発展を担う「人造り」を通じた国際貢献、国際協力を推進するため、「技能実習制度」が1993年(平成5年)に創設され、企業での外国人研修生の受入れが一層積極的に推進されています。
この技能実習制度では、一定期間の研修を経た上で研修成果評価試験の合格等所定の要件を充足した研修生は、その後研修先企業との雇用関係のもとで、より実践的な技術技能を習得できることとなります。
随時実施される3級、基礎1級及び基礎2級の技能検定は、この外国人研修・技能実習制度における研修や実習の成果を評価する試験として設けられたものです。基礎2級は、技能実習に移行する前に研修成果を評価するために実施され、また、基礎1級(技能実習1年終了時取得目標)及び3級(技能実習2年終了時取得目標)は、在日中に習得した技能等を認定するために実施されます。
基礎2級の技能検定を受検するには、まず研修生の研修成果等の評価機関である(財)国際研修協力機構(JITCO)に対し、研修生の研修期間が終了する3ヵ月前までに技能実習移行希望の申し出を行うことが必要です。そしてJITCOの指示に基づいて、都道府県職業能力開発協会に対し受検に必要な手続きを行い受検することとなります。


中央職業能力開発協会 基礎級技能検定
中央職業能力開発協会
基礎級技能検定案内

実施職種

実施職種は、下表の52職種81作業です。
なお、今後、技能実習制度に係わる研修内容等の状況により、逐次対象職種が拡大される予定になっています。

職種名 作業名
さく井 パーカッション式さく井工事作業・ロータリー式さく井工事作業
鋳造 鋳鉄鋳物鋳造作業・銅合金鋳物鋳造作業・軽合金鋳物鋳造作業
鍛造 ハンマ型鍛造作業・プレス型鍛造作業
機械加工 普通旋盤作業・フライス盤作業
金属プレス加工 金属プレス作業
鉄工 構造物鉄工作業
建築板金 ダクト板金作業
工場板金 機械板金作業
めっき 電気めっき作業・溶融亜鉛めっき作業
アルミニウム陽極酸化処理 陽極酸化処理作業
仕上げ 治工具仕上げ作業・金型仕上げ作業・機械組立仕上げ作業
機械検査 機械検査作業
ダイカスト ホットチャンバダイカスト作業・コールドチャンバダイカスト作業
機械保全 機械保全作業
電子機器組立て 電子機器組立て作業
電気機器組立て 回転電機組立て作業・変圧器組立て作業・配電盤・制御盤組立作業・
開閉制御器具組立て作業・回転電機巻線製作作業
プリント配線板組立て プリント配線板設計作業・プリント配線板製造作業
冷凍空気調和機器施工 冷凍空気調和機器施工作業
染色 糸浸染作業
ニット製品製造 丸編みニット製造作業・靴下製造作業
婦人子供服製造 婦人子供既製服縫製作業
紳士服製造 紳士既製服縫製作業
寝具製作 寝具製作作業
帆布製品製造 帆布製品製造作業
布はく縫製 ワイシャツ製造作業
家具製作 家具手加工作業
建具製作 木製建具手加工作業
印刷 オフセット印刷作業
製本 書籍製本作業・雑誌製本作業・事務用品類製本作業
プラスチック成形 圧縮成形作業・射出成形作業・インフレーション成形作業・ブロー成形作業
強化プラスチック成形 手積み積層成形作業
石材施工 石材加工作業・石張り作業
パン製造 パン製造作業
ハム・ソーセージ・ベーコン製造 ハム・ソーセージ・ベーコン製造作業
水産練り製品製造 かまぼこ製品製造作業
建築大工 大工工事作業
かわらぶき かわらぶき作業
とび とび作業
左官 左官作業
タイル張り タイル張り作業
配管 建築配管作業・プラント配管作業
型枠施工 型枠工事作業
鉄筋施工 鉄筋組立て作業
コンクリート圧送施工 コンクリート圧送工事作業
防水施工 シーリング防水工事作業
内装仕上げ施工 プラスチック系床仕上げ工事作業・カーペット系床仕上げ工事作業・鋼製下地工事作業
ボード仕上げ工事作業・カーテン工事作業
熱絶縁施工 保温保冷工事作業
サッシ施工 ビル用サッシ施工作業
ウエルポイント施工 ウエルポイント工事作業
表装 壁装作業
塗装 建築塗装作業・金属塗装作業・鋼橋塗装作業・噴霧塗装作業
工業包装 工業包装作業


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受検資格

実施随時

随時3級:技能実習2年目の修了予定者を対象
基礎1級:技能実習1年目の修了予定者を対象
基礎2級:全研修期間の6分の5程度を経過した後の者を対象



試験の実施方法

試験は、学科試験(3級30問、基礎1級30問、基礎2級20問。試験時間1時間)及び実技試験により行われます(原則として同一日に実施)。実技試験(作業試験)問題は一部公表されますが、学科試験は公表されません。
なお、試験の実施方法は原則として受入れ企業等に技能検定委員を派遣して、企業等の機械設備を利用して行う出張試験方式で実施されますが、従来の技能検定と同様、集合試験方式でも実施されます。



受検申請

受検申請は、各都道府県職業能力開発協会で受け付けます。



受検手数料

実技試験16,500円以内、学科試験3,100円以内で検定職種ごとに各都道府県において定められています。



合格証書等

随時実施される3級、基礎1級及び基礎2級の合格者には各都道府県知事名の合格証書が交付され、技能士と称することができます。(3級○○技能士、基礎1級○○技能士、基礎2級○○技能士)


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